全柔連、キルギスに協力せず 内柴正人氏が指導で

 全日本柔道連盟(全柔連)は2日までに、2013年に永久追放に相当する会員登録の永久停止処分を科した五輪2大会連続金メダルの内柴正人氏(40)が指導するキルギス柔道連盟に対し、東京で開催される今夏の世界選手権などで日本に選手を派遣する際に練習場所の紹介などで協力しない方針を決めた。

 内柴氏は教え子に対する準強姦罪で14年に懲役5年の実刑判決が確定して服役し、昨年からはキルギスで指導に当たっている。全柔連関係者は「国際柔道連盟(IJF)のルールで決められたことは拒否しないが、全柔連が独立して行う特別な便宜は図らない」と話した。

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