陸上・飯塚翔太「負けない」走り高跳び戸辺直人に刺激 同世代3人目の日本記録狙う
陸上男子のリオ五輪400メートルリレー銀メダルメンバーの飯塚翔太(27)=ミズノ=が4日、2年連続のメキシコ高地合宿から成田空港に帰国した。標高1900メートルのケイタロで昨年よりも1週間長い、1カ月間の合宿を敢行。長距離ではお馴染みの高地トレーニングだが、短距離では異例の試み。「スピードが出せた。一番いい合宿ができた」と、半袖姿で爽やかに笑った。
2月に走り高跳びで同学年の戸辺直人が日本記録を樹立。マラソンの大迫傑に続く、同世代2人目の日本記録保持者誕生に「すごく刺激になった。自分も負けないようにしないと」。自身は200メートルで日本歴代2位の20秒11で足踏みが続く。「日本記録(20秒03)は常に狙ってる。20年東京五輪に向けて弾みをつけるシーズンにしたい」と、悲願に照準を定めた。