先場所優勝の玉鷲、白鵬に11戦全敗と歯が立たず「横綱はスピードが速い」
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「大相撲春場所」(10日初日、エディオンアリーナ大阪)
先場所13勝を挙げて初優勝した関脇玉鷲(34)=片男波=が5日、堺市の尾車部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古に参加し、一門外から出稽古した横綱白鵬(33)=宮城野=と11番取って全敗を喫した。
関取衆の申し合いは4勝2敗とした後、白鵬から指名。先に貴景勝相手に18番(17勝1敗)取った横綱だったが、スタミナ面でも歯が立たなかった。
自慢の突き押しは止められ、組まれて何度も投げられた。「ぜーぜー」と荒い息がすぐ上がった。
「横綱はスピードが速い。形を決める前に入ってくる。それを考えて場所に入りたい」と、収穫はあった様子。
目指すは2場所連続の優勝。「関脇が元気な場所がおもしろい」と、自身の活躍で盛り上げるつもりだ。