ラグビー立川理道 W杯代表入りへ勝負の3日間「練習生」として追加招集
「ラグビー・W杯日本代表候補合宿」(5日、アークス浦安パーク)
W杯代表入りへ、勝負の3日間だ。練習生として追加招集されたCTB立川理道(29)=クボタ=が合流。「この3日間の間に決まるという形で連絡は受けています。引き続き呼んでもらうには短い時間ですが大事だと思います」と説明した。7日午前まで行われる浦安合宿期間中のパフォーマンスを判断材料に、10日からの沖縄合宿への継続参加するか、離脱するかの合否が決まる条件での参加だった。
1人だけ「練習生」を意味するブルーのジャージー姿がひときわ目立った。合流初日。それでも声を出し、周囲に指示を送る姿に意気込みを感じさせた。「またここに参加できるチャンスをもらったのでうれしいですし、練習もハードな中、持ち味をしっかり出してみたい」と話した。
常連だった日本代表から落選したのは昨秋のこと。所属チームがオフで活動がない中、「いつ呼ばれていいように」と練習に励んだ。前夜、連絡を受けて、この日の午前練習から参加した。
「家族の存在は大きかった。代表合宿やサンウルブズに参加できないことを、口に出さずに支えてくれました。両親の支えも感じていました。参加することが発表されたときにはたくさんのメッセージをいただきました」。周囲への感謝の思いを胸に刻んで、グラウンドに立った。
初日の練習を終えた。「練習生ですし、セレクションの中で一番下のレベルだと思いますので、実質、背負うものもない。今まであったキャプテンだったりリーダーだったりのプレッシャーはないので、目の前のやりきることを一生懸命やればアピールになると思います」。実質残り1日半。15年W杯代表は、練習生からいるべき場所へはい上がる。