卓球女子の伊藤美誠（１８）＝スターツ＝が５日、都内で行われた全日本選手権での２年連続３冠の祝賀会に出席した。昨年の祝賀会はあでやかな着物で登場したが、今回は紫のブラウスとスカートを自らコーディネート。「ワントーンで同じカラーで統一しました。高校も卒業したし、とにかくかっこよくしたかった」と、少し大人びた表情で笑った。

　五輪代表争いのカギを握る世界選手権（４月、ブダベスト）に向けて「全日本で３冠を獲れたので、３種目出場できれば世界選手権でも３冠を獲りたい」とぶち上げた。

　壮大な目標ももはや絵空事ではない。特に難関の女子シングルスは１９９５年大会から中国勢が１２連覇中だが、伊藤は昨年中国トップ選手を連破して海外大会を優勝するなど対中国に１２勝８敗と勝ち越しており、「最近苦手意識はない」とキッパリ。「（３冠宣言は）本気ですよ」と笑い、「出る大会は（全部）優勝したいし、獲れるチャンスは全然ある」と自信をみなぎらせた。