フィギュア世界ジュニア日本男子1枠減のピンチ…島田12位、壷井20位
「フィギュアスケート・世界ジュニア選手権・第1日」(6日、ザグレブ)
男子ショートプログラム(SP)で今季のジュニア・グランプリ(GP)ファイナル3位の島田高志郎(17)=木下グループ=は74・89点で12位だった。全日本ジュニア選手権覇者で初出場の壷井達也(16)=中京大中京=は62・59点で20位となり、ともに上位24人による8日のフリーに進んだ。カムデン・プルキネン(米国)が82・41点でトップ。
日本男子が窮地に立たされた。SPで島田は12位、壷井は20位となり、2人の順位合計は「32」。2枠の出場枠を維持できる「14~28」に8日のフリーで巻き返せなければ、11年ぶりに1枠に減る。
昨年12月のジュニア・グランプリファイナルで3位に入った島田は、3回転フリップの着氷が乱れるミスが響いた。自己ベストは塗り替え「そこそこのスタート。ほっとした」と安どしたが、ハイレベルな欧米勢には後れを取る苦しい展開。壷井はトリプルアクセルの転倒が痛かった。
羽生、宇野に続く次世代の台頭が課題。日本スケート連盟の小林芳子強化部長は「中学生に有望な選手も控えている。出場枠をつないでほしい」と奮起を期待した。