関脇貴景勝の昇進は内容最重視 玉鷲も、同時大関の可能性

 大相撲春場所で大関昇進が懸かる関脇貴景勝について、昇進問題を預かる日本相撲協会審判部の阿武松部長(元関脇益荒雄)は8日、結果よりも内容を最重視する方針を示した。

 大阪市内での取組編成会議後に「星数より内容が大事。激しい突き、押しの正攻法で、これぐらい勝てるんだというものを見せてほしい」と話した。貴景勝は小結で初優勝した昨年11月の九州場所で13勝、新関脇の先場所は11勝。大関昇進の目安は直前3場所合計33勝とされるが、阿武松部長は数字にこだわらず「内容を見る」と強調した。

 同部長は先場所に13勝2敗で初制覇した34歳の関脇玉鷲も昇進する可能性を示唆した。

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