スケート斎藤選手が復帰初戦優勝 ドーピングでけん責処分
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昨年2月の平昌冬季五輪でのドーピング検査で陽性反応を示したスピードスケート・ショートトラック男子の斎藤慧選手(23)が、9日開幕のジャパントロフィー選手権(広島)で競技会に復帰、最初の種目の男子1500メートルで優勝した。会場で調整した8日には「1年間試合に出ていないので緊張感がある」と話していた。
斎藤選手は五輪の選手村で受けた抜き打ち検査で、利尿作用がある禁止物質「アセタゾラミド」に陽性反応を示し、暫定資格停止処分を受けた。今年1月、スポーツ仲裁裁判所(CAS)の仲裁手続きで、資格停止期間を伴わない異例の「けん責」処分になったことが発表されていた。