斎藤慧、復帰戦でV「戻ってこられて良かった」 ドーピングでけん責処分

 「スピードスケート・ジャパントロフィー選手権」(9日、ひろしんビッグウェーブ)

 平昌五輪でのドーピング検査で陽性反応を示したスピードスケート・ショートトラック男子の斎藤慧(23)=神奈川大SC=が9日、ジャパントロフィー選手権(広島・ひろしんビッグウェーブ)で競技会に復帰し、最初の種目の男子1500メートルで優勝、続く500メートルでは3位に入った。

 17年12月の全日本選手権以来の実戦に「本当に戻ってこられて良かった。力が通じると自信が持てた」とほっとした様子。斎藤は抜き打ち検査で禁止物質「アセタゾラミド」に陽性反応を示し、暫定資格停止処分を受けた。今年1月、スポーツ仲裁裁判所の仲裁手続きで、資格停止期間を伴わない異例の「けん責」処分になったことが発表された。

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