「名古屋ウィメンズマラソン」（１０日、ナゴヤドーム発着）

　９月１５日に行われる東京五輪マラソン代表を決めるレース「マラソングランドチャンピオンシップ（ＭＧＣ）」（東京）の出場権をかけたレースの最終戦として行われ、まだ出場権を得ていない選手のうち、福士加代子（ワコール）ら５人が条件を満たし、現時点でＭＧＣ出場権を得た選手は９人から１４人に増えた。

　１月の大阪国際女子マラソンではＭＧＣ出場権を中野円花（ノーリツ）しか獲得できず、瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「ショックです。久々にショックです」と危機感を募らせていた。

　以下、名古屋ウィメンズでＭＧＣ出場権を得た選手と、その要件をまとめた。

【ＭＧＣ出場権を得ていない日本選手のうち３位以内＝２時間２８分以内】

（１）福士加代子２時間２４分９秒

（２）上原美幸　２時間２４分１９秒

（３）前田彩里　２時間２５分２５秒

【同日本選手のうち６位以内＝２時間２７分以内】

（４）谷本観月　２時間２５分２８秒

（５）池満綾乃　２時間２６分７秒

※なお、２時間２３分５２秒で全体５位、日本選手トップの岩出玲亜はすでにＭＧＣ出場権を獲得している。ＭＧＣ出場権を持たない日本選手のうち６番手でゴールした上杉真穂は２時間２８分２秒だったためタイムの条件をクリアできなかった。

【ＭＧＣ出場権を得ている女子選手】　前田穂南（天満屋）、松田瑞生（ダイハツ）、安藤友香（スズキ浜松ＡＣ）、関根花観（日本郵政グループ）、岩出玲亜（アンダーアーマー）、野上恵子（十八銀行）、鈴木亜由子（日本郵政グループ）、小原怜（天満屋）、中野円花（ノーリツ）、福士加代子（ワコール）、上原美幸（第一生命グループ）、前田彩里（ダイハツ）、谷本観月（天満屋）、池満綾乃（鹿児島銀行）