新星・上原美幸が2戦目でMGC出場権獲得 「自分に期待しています」と笑顔

 「名古屋ウィメンズマラソン」(10日、ナゴヤドーム発着)

 20年東京五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」出場権を懸けた名古屋ウィメンズマラソン(ナゴヤドーム発着)が10日に行われ、リオデジャネイロ五輪マラソン代表の福士加代子(36)=ワコール、同5000メートル代表の上原美幸(23)=第一生命=ら5人が新たにMGC出場権を獲得した。すでに権利を持つ岩出玲亜(24)=アンダーアーマー=が日本人トップの2時間23分52秒で全体5位。優勝は2時間22分25秒のジョハネス(ナミビア)だった。

 2時間24分19秒で9位に入った上原が、2度目のマラソンでMGC出場権を獲得した。16年リオ五輪の女子5000メートルで決勝に進んだトラックの実力者は、30キロまで先頭集団を構成。離脱してからも粘りを見せ、自己記録を1分半近く縮めて大会の「新人賞」も受賞した。

 マラソン2戦目で「とにかくつけるところまでついていくことが目標だった。(30キロ以降は)岩出さんに何とか追いつこうとそれだけ」と上原。「これから練習量を増やすと、まだ伸びしろはあると思う。自分に期待しています」と笑顔を咲かせた。多くのオリンピアンを育てた第一生命の山下佐知子監督も「今の練習量で24分台は120点」と満足げだった。

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