五輪「金30個」楽観視できず 主力競技で底上げ必要
2020年東京五輪の開幕まで12日で500日。日本オリンピック委員会(JOC)は日本選手団として史上最多の金メダル30個獲得を目標に設定したが、本番へ向けて楽観視できない状況だ。過去最高は1964年東京五輪と04年アテネ五輪の16個で、達成には倍増が必要となる。
前回リオ五輪は「金」12個のうち、柔道3、水泳2、レスリング4、体操2で計11個。この主力4競技の底上げが基盤になるはずだったが、水泳と体操は直近の世界選手権で金メダルなし。けがや不振に苦しんできた競泳の萩野公介(ブリヂストン)や内村航平(リンガーハット)といった中心選手の奮起が求められる。