羽生のスケート靴の落札額に隠された“ファンの愛”ネットも感嘆「愛ある神々の遊び」

 フィギュアスケート男子で14年ソチ、18年平昌五輪連覇の羽生結弦(24)=ANA=が出品したスケート靴のオークションが11日、締め切られ、712万2994円で落札された。東日本大震災の復興チャリティーオークションとして行われ、460件件を超える入札があり、20時7分に終了した。締切の1時間前まで350~360万円台で推移していたが、残り1時間で300万円以上急騰した。

 落札額には、落札者の羽生に対するこだわりが垣間見えた。締切ギリギリに2人から入札された額は、712万1994円。これは1994年12月7日の羽生の生年月日を意識したものとみられる。最終的にはさらに1000円が上積みされ、712万2994円で落札となったが、ネット上ではファンたちが「これ羽生さんの生年月日!凄くない?」「愛のある神々達の遊び」「愛が止まらない」などと感嘆の声が上がった。

 東日本大震災の被災地である宮城県出身の羽生が、同震災の支援を行っている一般社団法人「ウェブベルマーク協会」を通じて、スケート靴を「ヤフオク!」に出品。「東日本大震災発生から8年になりますが、まだまだ復興途中の地域が多くあります。私もお役に立てればと思い、今年も出品させていただきます」と、コメントも寄せている。

 羽生は2016年、2018年にも出品しており、これが3度目。昨年はスケート靴が、850万1000円でファッションブランド「サマンサタバサ」に落札された。

 靴は黒色で、ブレード部分には「Yuzuru Hanyu」と名前が刻印されている。ウェブベルマーク協会事務局によると、落札後、羽生が靴にサインをし、靴と一緒に撮影した羽生自身の写真を添えて発送するという。

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