朝阪神、連勝ならず 地元での勝ち越しが目標「大阪で六甲おろしを歌う」

 「大相撲春場所・3日目」(12日、エディオンアリーナ大阪)

 大好きな阪神タイガースをしこ名にする東序二段58枚目の朝阪神(18)=高砂=が千代大牙(九重)に敗れ、連勝はならず、1勝1敗の“5割”となった。大阪出身で幼少期よりプロ野球・阪神の大ファンで昨年春場所、朝塩本から改名した。

 立ち合いから圧力をかけ押し込んだが、土俵際で悔しい逆転負け。「前には出ているので、またこれからです」と気持ちを前に向けた。改名直後の昨年春場所は3勝4敗で負け越し。1年ぶりの地元戦で「今年は絶対に勝ち越す。いつもの場所以上に気合が入っている」と力を込めた。

 阪神はここまでオープン戦7試合で6敗1分け。「去年もそんな話をしていた」と嫌な予感がよぎりながらも、自身の勝ち越しで矢野虎にも弾みを付けたい思いだ。

 改名後、2度勝ち越しはいずれも東京開催場所。千秋楽パーティーで「六甲おろし」を歌ったが、やはり阪神の地元で歌うことが目標。「大阪で六甲おろしを歌う」と、猛虎愛全開で戦い抜く。

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