米ソルトレークシティーで行われたスピードスケートＷ杯最終戦の女子１５００メートルで１分４９秒８３の世界新記録をマークした高木美帆（２４）＝日体大助手＝が１２日、成田空港に帰国した。

　空港職員から花束のプレゼントを受け取り、「この状況を予想していなかったので、お出迎えの状況に驚いています」と高木美。「世界記録を保持出来たからといって、そこで終わりではない。記録は常に更新し続ける、破っていく物。この状況はすごくうれしいけど、満足することなく、また次へ向かっていきたい」と力強く話した。

　昨年２月の平昌五輪では、金、銀、銅メダルを獲得。今回は女子で初めて１分５０秒の壁を破った。２０２２年北京五輪は「明確に北京五輪に対してって物はまだ現段階ではない」としたが「１年１年をしっかりと積み上げていくことが出来れば、五輪につながる物は確実にあると思う」と受け止めた。