大野将平 テーマは「集中、執念、我慢」攻撃的な柔道で五輪切符獲得へ
柔道男子73キロ級でリオ五輪金メダルの大野将平(27)=旭化成=が14日、拠点の天理大で練習を公開。午前は乱取りで汗を流した。連覇が懸かる東京五輪に向けて勝負の年だが「世界選手権(8~9月、日本武道館)の代表権を獲得しないといけない。攻撃的な柔道を見せたい」と意気込みを語った。
昨年本格的に戦線に復帰し、国際大会4連勝中。世界選手権の代表争いをけん引する。最終選考会となる4月の全日本選抜体重別選手権(福岡)では17年世界王者の橋本壮市、五輪メダリストの海老沼匡(ともにパーク24)らと争うが「(相手には)興味がない。一番手ごわいのは自分自身。集中、執念、我慢を体現したい」とあくまで理想の柔道の追求がテーマだ。
午後は天理大周辺で、115段もある急勾配の階段を一気にダッシュ。それを10本繰り返した。ふくらはぎの筋肉がピクピクけいれんするほどいじめ抜き、「来てる、来てる、いいね~」と効果にニヤリ。大本命の五輪王者が心技体のギアを上げてきた。