競泳・萩野公介 日本選手権欠場を発表「競技に正面から向き合える気持ちではない」

萩野公介
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 競泳男子でリオデジャネイロ五輪400メートル個人メドレー金メダリストの萩野公介(24)=ブリヂストン=が、4月の日本選手権(辰巳)の出場を見送ることになった。15日、マネジメント事務所が発表した。

 萩野は2月のコナミオープンで400メートル個人メドレーに出場したものの、予選で4分23秒66と、自身が持つ日本記録よりも17秒も遅いタイムで、決勝を棄権。後に異常なしと診断されたものの、病院で検査も受けた。同月19日から予定していたスペイン合宿も取りやめるなど、コンディションが整わない状況が続いていた。

 4月の日本選手権は、金メダル獲得なら東京五輪代表に内定する今夏の世界選手権代表選考会を兼ねている。5月のジャパンオープン(辰巳)はその「追加選考競技会」と位置づけられているが、この日、合宿先のスペインから帰国した萩野を指導する平井伯昌コーチ(55)は、ジャパンオープンだけに出て代表となることは「普通はない」としており、世界選手権出場は極めて難しい状況だ。

 発表されたコメントは以下の通り。

 ファンの皆様、関係者の皆様

 このたび4月の日本選手権の出場を見送ることに決めました。

 2017年シーズンからなかなか自分が思うような結果が出ていませんでしたが、そのたびに「次また頑張ろう」という気持ちで頑張っていました。ただ、自分が「こうありたい」という理想と現実の結果の差が少しずつ自分の中で開いていき、モチベーションを保つことがきつくなっていきました。

 今シーズンに入って順調にトレーニングを積み、コナミオープンを楽しみにしていたのですが、期待していたタイムが出ませんでした。平井先生と相談をした上で、スペイン高地合宿も参加しないことを決め、気持ちの回復を待ちましたが、今は競技に正面から向き合える気持ちではないことを受け入れ、今回の決断にいたりました。

 応援してくださるファンの皆様、関係者の皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、厳しい意見も受け止める覚悟です。

 今回を機に、自分の心ともう一度しっかり向き合いたいと思います。

萩野 公介

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