平野歩夢 スケボー初陣3位「五輪近づくきっかけになれば」【一問一答】
「スケートボード・日本オープン・パーク大会」(16日、鵠沼海浜公園スケートパーク)
スノーボード男子ハーフパイプで冬季五輪2大会連続銀メダリストの平野歩夢(20)=木下グループ=が、スケートボードでの東京五輪出場に向けて上々の滑り出しを見せた。今季の強化候補選手の選考会を兼ねて行われた大会で、決勝で66・8点をマークし3位。上々のデビュー戦を終えた平野との一問一答は次の通り。
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-スケートボードの大会に出場してみて。
「10年くらいスケートボードの大会に出てなくて、練習でもスノーボードばっかりで。このために少しの練習を重ねて出たので、楽しみで。結果よりも次につながればいいのかなと」
-スノーボードの大会よりも笑顔が目立ったようだが。
「たしかに、楽しんだ。スケートボードはそっち(楽しさ)がメイン。一つのチャレンジなので。みんな上手なので、(成績面では)そんなに簡単にはうまくいかないのが現実だと思う」
-出来はどうだった。
「少しの時間で詰め詰めでやってきたつもりですけど。少しでも、自分も楽しみつつ、これが五輪に近づくきっかけになればなと思います」
-いつ頃から準備していた。
「スノーボードをしながら、オフのトレーニングで遊び感覚で少しやっていた。最近手をケガしていたので、この1、2カ月地道にやっていたつもり。本格的にやったのはここ最近。これからもっと挑戦できればなと思います」
-5月には日本選手権があるが。
「僕にとっては精神的にも技術的にも競技的にも全てがチャレンジ。それが自分を成長させられるものになって、スケートボードという競技がこれからもどんどん盛り上がるように。出来ることなら出場したい」
-仕上がり具合は、0~100で言うと。
「まだまだだと思います。(数字だと)30くらい。僕は五輪を経験しているので、スケートボードもいろいろ動画を拝見していますけど、海外のレベルはまだ何倍も上の人たちがいることを実感していかないといけない」
-伸びしろもある。
「うまくなるためにはケガとかリスクもあると思うので、そこもしっかり考えていかないと。すごく危ない競技なので、地道なトレーニングをして、これからも頑張っていきたいです」
-今回、1位の選手との差や課題は。
「誰かと戦うとかいう意識は持ち運ばないようにここに来ているので。高さとスピードと、自分にしかできない魅力的な滑りがちょっとでも伝わればいいと思って今日はやりました」
-東京五輪に向けてどんな一歩になったか。
「大きな一歩にはなってない。これからの一歩一歩の方が大きいと思います」