サンウルブズ逆転負け ハンセンHC代行奮起促す「もっと頭を使って」
「スーパーラグビー、サンウルブズ31-34レッズ」(16日、秩父宮ラグビー場)
日本チームのサンウルブズはレッズ(オーストラリア)に31-34で競り負け、1勝4敗となった。7点差以内の敗戦に与えられるボーナス点1を得て勝ち点6。レッズは今季初勝利(3敗)。サンウルブズは前半に3トライを挙げて21-5で折り返したが、ミスが目立った後半に4トライを許し、終盤に勝ち越しPGを決められた。次戦は23日にシンガポールでライオンズ(南アフリカ)と対戦する。
3連続トライで21-26と逆転を許して迎えた後半29分。1分前に途中出場したサンウルブズSH内田がタックルを受けながらも起き上がる執念のトライを決めて追いつき、直後のゴールで再びリードを奪う。
さらに同33分にPGで加点したものの、喜びはつかの間だった。2分後、その内田がゴール前でキックをチャージされて痛恨の同点トライを献上し、終了間際のPGで突き放されて万事休す。内田は「自分の力で何とかしようと思って、何とかできたところもあったけど…」と首を振った。
初勝利を挙げた後の2連敗は、いずれも小差。勝てそうで勝てない試合が続く。ハンセンHC代行は「入らなくていいラックに入ったり、疲れて悪い判断をしてしまったりした。もっと頭を使ってプレーすることが大事」と奮起を求めた。