瀬古氏 MGCより世陸の川内優輝に「喝!」…「ドーハ!ドーハ!」連発
日本陸上競技連盟マラソン強化戦略プロジェクトリーダーの瀬古利彦氏が17日、TBS系「サンデーモーニング」に生出演。公務員ランナーとして名を馳せ、4月にプロに転向する川内優輝(32)=埼玉県庁=の“五輪選考レースより世界陸上”発言に「喝!」と苦言を呈した。
川内は10日に開催されたびわ湖毎日マラソン出場後、今秋に開催される世界陸上(ドーハ)について「ドーハ、ドーハ、と思って。ドーハ、ドーハ、ドーハと。ドーハだけに全てを100%注ぎます。プロランナーとしてドーハで力を見せてやります」と興奮した様子で語っていた。
東京五輪選考会であるMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)より、世界陸上、と公の場で宣言しまくった川内に対し、瀬古氏は「川内に喝!」と苦笑。「我々だってね、オリンピック目指してるわけですよ。MGCだって盛り上げなきゃならないのに、ドーハは困りますよねぇ」と眉をひそめた。
世陸の男子マラソンは10月6日に実施されるが、瀬古氏は「MGCの2週間後(ぐらい)にドーハなんですよ。(世陸とMGCは)一緒には走れないんですよ。(それで)彼はドーハを狙う、っていう。彼は暑さに弱いんですよ。ドーハは夜中の12時(深夜0時)スタートなんで。砂漠ですから、朝晩涼しい、砂漠ですから。だからそっちを選んだという」とドーハ狙いを宣言した背景を分析していた。