早田ひな、13連勝無敗で感涙MVP!Tリーグ・ビクトリーマッチ制し日本生命V
「卓球・Tリーグ」(17日、両国国技館)
初代王座を懸けて行われ、男子は、リーグ1位の東京が同2位の岡山を3-1で下して優勝した。第1試合のダブルスを落としたものの、世界ランク4位の張本智和(15)、10位の水谷隼(29)のダブルエースがシングルスで勝利を挙げた。女子は、日本生命の早田ひな(18)が第3試合とビクトリーマッチの2勝を挙げる活躍で、神奈川を撃破し優勝した。MVPには水谷と早田が選ばれた。
勝負を決める1ゲーム制のビクトリーマッチに突入した女子は、早田が袁雪嬌を11-7で下し初代王座をもぎ取った。この日の第3試合でも袁と対戦し、6度も相手のマッチポイントをしのぎ、19-17で粘り勝っていた。力を出し尽くした相手と大一番で再び対じした早田は「気持ちの勝負だった。第3試合を忘れて0-0からの勝負だと思った」と涙で勝利を振り返った。
レギュラーシーズンから13連勝無敗で初代MVPも獲得。世界選手権(4月、ブダペスト)のシングルス代表決定戦準決勝では10-5から加藤美優に逆転負けしただけに、「ビクトリーマッチで悔しさを晴らしてしまおうと思った」と自分自身に打ち勝った戴冠だった。