宇野昌磨、世界選手権初Vへ抱負 羽生結弦と会見「すごい視線が…」
「フィギュアスケート・世界選手権」(20日開幕、さいたまスーパーアリーナ)
男子の公式練習と記者会見が行われ、羽生結弦(ANA)、宇野昌磨(トヨタ自動車)、田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)が参加した。初優勝を目指す宇野は、「シーズンを通してやってきたプログラムにより磨きをかけてきた。結果を求めて試合に臨みたいと思う」と宣言。今季中盤に痛めた右足首も「問題ない」と語った。
会見では4カ月ぶりに試合に臨む羽生に質問が集中する場面もあったが、宇野は質問に対して「気をつかって質問をしていただいてありがとうございます」とジョークで返す場面も。「僕はいつも結果を気にせず自分の満足いく演技と言ってきたけど、結果を求めることが自分にとって貴重な経験になるのかなと思っている」と、あえて自分自身に緊張感を与えていることを示唆した。また、抱負を熱く語る場面では、会見のひな壇で横に座る羽生にじっと見つめられ、「すごい視線が…」と照れ笑いする場面もあった。
この日の練習では、ショートプログラム(SP)の曲をかけた練習で4回転2本を入れる構成で行った。前日のフリーでも4回転4本を入れる練習をしており、今季の前半に行っていた高難度のプログラムに戻す可能性もある。