復活のザギトワ 愛犬マサルへの愛語る「恋しいし早く会いたい」 マサルポーズも
「フィギュアスケート・世界選手権」(23日、さいたまスーパーアリーナ)
22日に行われた女子フリーの上位3選手によるスモールメダルセレモニーが会場外の特設ステージで行われ、フリー1位で金メダリストのアリーナ・ザギトワ(16)=ロシア=、全体4位ながらフリーでは2位だった紀平梨花(16)=関大KFSC=、同3位で銅メダリストのエフゲニア・メドベージェワ(19)=ロシア=が表彰された。
ザギトワと、メドベージェワは大会中とは違う髪を下ろした姿で登場。ザギトワは「日本での世界選手権ということで、向かう前から温かく迎えていただけると思っていた。日本の皆さんに楽しんでもらえたらと思っていた。この場を借りて感謝を伝えたい」と、日本のファンに向けて、笑顔で語った。
今季の不振を乗り越えての金メダル獲得に「自分のベストを目指して練習してきた。大会の結果は練習の結果。自分の勝利に相当する練習は積んできた」と、胸を張った。
会場には秋田県の愛犬マサルのような人形を持って手を振るファンもいた。当初はこの世界選手権前後にマサルの里帰りも検討されていたが、断念。ロシアで待つマサルに向けて「いつも家に帰ると、マサルが私を倒しにくるの。恋しいし、早く会いたい」と、再会を心待ちにしていた。
帰り際には手を曲げて、犬を表現する“マサルポーズ”を披露し、ファンの歓声を浴びた。