錦織まさかの初戦敗退 得意舞台でに苦杯うなだれる
「男子テニス・マイアミ・オープン」(22日、マイアミ)
男子シングルスで第5シードの錦織圭(29)=日清食品=は初戦の2回戦で世界44位ドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア)に6-2、2-6、3-6で敗れる波乱があった。
錦織はフォアに勢いがなかった。好調時は矢のように相手のベースラインに突き刺さるショットが浅くなって反撃を受け、何度もネットにかけた。過去2戦2勝だったラヨビッチに逆転負けし「自分のプレーを最後に上げていくことができなかった」とうなだれた。
第2セットからミスショットが目立ち、サービスゲームで苦しむ負の連鎖から抜け出せなかった。2月下旬以降は切れ味鋭い攻めが影を潜める。16年に準優勝した得意の舞台で予想外の初戦敗退。「テニスは悪くない。気持ちの面で自信をつけていけば大丈夫だと思う」と4月からのクレーコートの大会に目を向けた。