貴景勝の大関昇進について審判部が協議「いろいろな意見がある」
「大相撲春場所千秋楽」(24日、エディオンアリーナ大阪)
14日目まで9勝(5敗)を挙げている関脇貴景勝(22)=千賀ノ浦=の大関昇進に関し、千秋楽の24日、昇進を預かる審判部が協議した。会議後、阿武松審判部長(元関脇益荒雄)は「きょうの相撲を見ないわけにはいかない。いい相撲を取っているけど、最後まで見ないわけにはいかない」と、千秋楽、大関栃ノ心(春日野)との一番が終わるまで判断を持ち越した。
2桁勝利、内容ともに重要。「いろいろな意見がある。両方求められる。いろいろなパターンを話し合っている」と、同部長は明かした。
貴景勝は昨年九州場所で13勝し優勝し、先場所11勝を挙げて三役3場所計33勝に達したが昇進を見送り。今場所、正式な大関とりで2桁10勝が昇進ノルマとされてきた。13日目、9勝目を手にし3場所計33勝に到達。14日目に敗れ、10勝は千秋楽に持ち越された。