羽生結弦、引退のイチローへの熱い思い吐露「語り出したら止まらない」
フィギュアスケート世界選手権に出場した日本選手が24日、さいたまスーパーアリーナで取材に応じた。
銀メダルを獲得した五輪2連覇の羽生結弦(ANA)は、昨年11月の右足首負傷から復帰戦を終え「練習できなかった2カ月の重さを感じた。かなり大変でした。できればケガはしたくない」と語った。「来季はフル(参戦)でやりいたけど、足首の状態を見て考えないといけない」と慎重に計画を立てる意向を明かした。
4回転についての新たな展開は「状況次第で明言は難しい。若い頃のようにガンガン練習すれば跳べるというものではない。(現在構成に入れていない)ルッツについては跳べていたジャンプで、(今も)練習すれば何十回かに1回は跳べるが、僕の場合は失敗するリスクよりケガをするリスクがある。それをふまえて考えないといけない」としながら「やる気ではいます」と前向きに語った。
また、SP当日に引退を発表したイチローについても熱い思いを吐露した。「さみしいというのが率直な印象。世界のレジェンド。素晴らしい打撃や盗塁、べーランのセンスなど、語り出したら止まらないんですが、いろんな言葉に支えられ、影響を受けてトレーニング方法も変えた。(イチローの)言葉を研究しつつ自分にも生かしたい」と大きな影響を受けていたことを明かしていた。