羽生 最後の追い込み練習で「泣いた」…ガッツポーズに込めた思い激白
フィギュアスケートの世界選手権男子で2位となった羽生結弦(24)=ANA=がテレビ朝日系「報道ステーション」で松岡修道のインタビューに応じた模様が25日、放送された。羽生は世界選手権に向けて自分を極限まで追い込み、練習で「泣いた」ことを打ち明けた。
23日のフリー演技後、リンク上で右手を突き上げてガッツポーズした羽生。そこには、ある思いがあった。
実は「血がにじむような努力を本当に、今回もしてきた。本当にダメだ、疲れた、これ以上動けない…っていうのを、ほぼ毎日のように繰り返してきていて。最後の一番追い込んだ日、トレーニングで追い込んだ日、自分、泣いたんですよ」と告白した。
「その泣いた気持ちが、ああ、これでもう、苦しい日々が終わった、と。フリーの時の自分に『この苦しみに耐えたから、後は幸せをお前に託すよ』って思って、こうやって(右手を突き上げて)たんですよ」と自然と右手拳を突き上げていたことを明かした。
それでも「あの瞬間に勝てた、という確信は、平昌五輪の時と違ってないんですね」と振り返った。圧倒的な演技を披露し、1位となったネーサン・チェン(米国)に対しては「カッコいい」「これで10代か?!」という衝撃とともに、「超えたい存在が出てきてうれしい」と絶対王者から挑戦者として立ち向かう存在が現れたことへの“喜び”も口にしていた。