横審、白鵬の三本締めに苦言「そういうことをやれる立場なのか」
日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は25日、東京・両国国技館で定例会合を開いた。白鵬について全勝を高く評価した一方、優勝インタビューで、平成最後の本場所に際して行った観客との三本締めには苦言を呈した。
矢野弘典委員長(産業雇用安定センター会長)は「手締めというのは行事が全部終わった後にやるもの。優勝し、横綱といえど一力士としてそういうことをやれる立場なのかという疑問」と述べた。
本場所は千秋楽の表彰式後に神送りの儀式を行い終了する。相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「古く大事なものは残していくのが大事なので、それは教育しないといけない」と話した。
白鵬は17年九州場所の千秋楽で観客に万歳三唱を促すなどして、理事会で厳重注意を受けた。