陸上・山県亮太「言えない内容」錦織圭との“密談”で刺激
陸上男子短距離の山県亮太(26)=セイコー=が26日、約1カ月間の米国合宿を終えて成田空港に帰国した。22日には現地で今季初戦に臨んだものの追い風参考の10秒18と平凡なタイム。「遅いな…と思ったが、修正点を見つけられた。課題も収穫もある。次はもっといい内容で走りたい」と、次戦のアジア選手権(4月、ドーハ)に向けて前向きに捉えた。
フロリダでの合宿地のIMGでは、同地に拠点を置くプロテニスプレーヤーの錦織圭(29)=日清食品=とも交流した。「競技に関する話も多少できた」と明かし、「錦織さんの方から珍しく…」と言いかけたところで「あ、これは言えない内容でした(笑)」と大事なところで寸止め。「プライベートでも一緒に過ごす時間が多くて、お互いリラックスできました」と刺激を受けた様子だ。
オフからは「世界標準の体をつくる」ことをテーマにウエートトレーニングに本格着手。「全種目で数値が上がった」と手応えを明かし、体重も1キロ増加した。今季の大一番であるターゲットである世界選手権(9~10月、ドーハ)に向けて、「(100メートルの)準決勝で9秒台をしっかり出して、決勝に残ることが最大の目標」と力を込めた。