ボルダリング代表がW杯へ出発 野口啓代、世界選手権へ「自信をつけていきたい」
スポーツクライミングのボルダリングW杯に出場する日本代表が2日、スイス・マイリンゲンでの開幕戦に向けて羽田空港から出発した。
ボルダリング、リード、スピードの3種目の複合で争われる来年の東京五輪や、五輪出場枠を争う今夏の世界選手権(八王子)に向けて、例年に比べてW杯出場数を絞る選手がほとんど。3~4試合のみにする女子の第一人者・野口啓代(29)=TEAM au=は「1戦1戦が大事になる。1つの大会の重要度が上がる。自信をつけていきたい」と、意気込んだ。現在、W杯通算21回の優勝で、歴代1位タイ。「更新できれば」と、単独最多優勝への意欲も滲ませた。
男子のエース楢崎智亜(22)=TEAM au=は、今季の国内では勝ちきれない大会が続いたが「調子は上がってきた。他の選手を意識し過ぎて、考えすぎていた部分があった。自然体で壁に向き合いたい」と、力を込めた。