瀬戸大也2冠達成 4年ぶり自己ベスト更新、欠場萩野の日本記録まで1秒62差
「競泳・日本選手権」(6日、東京辰巳国際水泳場)
7月の世界選手権(韓国・光州)代表選考会を兼ねて行われ、男子200メートル個人メドレーは瀬戸大也(24)=ANA=が1分56秒69で初制覇し、200メートルバタフライに続いて代表に内定した。
辰巳に漂う停滞ムードも何のその。瀬戸が自己ベストを4年ぶりに0秒13更新し、初優勝を飾った。「やっと少しいい泳ぎができた。夏へ向けて、この時期にベストタイムが出たのはすごくいい」と胸を張る姿は、日本のエースそのものだ。
世界のトップを競い続けてきたライバル・萩野公介が欠場。「ピリッと感に欠ける」と感じる部分もあるが、好記録で存在感を発揮した。「ボチボチやっているなとアピールできたと思う」と瀬戸。それでも、萩野が持つ日本記録まで1秒62差あるだけに「公介が帰ってくるまでにレベルアップしたい」と気を引き締め直した。
残すは最終日の400メートル個人メドレー。「東京五輪へ向けて今年からいい流れを作りたい」と3冠を見据えた。