池江の親友・今井月 代表入りならず…視線は東京五輪へ「1日も無駄にしちゃいけない」
「競泳・日本選手権」(7日、東京辰巳国際水泳場)
世界選手権(7月・韓国)の代表選考会を兼ねて行われ、女子200メートル平泳ぎは2分24秒28をマークした渡部香生子(22)=JSS=が優勝したが、派遣標準記録は突破できず代表内定はならなかった。200メートル個人メドレーでの代表入りを逃していたリオデジャネイロ五輪代表の今井月(るな・18)=コカ・コーラ=は2分26秒87の4位に終わった。
「練習通りかなと思う」と結果を受け止めた今井。「来年へ向けて1日も無駄にしちゃいけない」と、その視線はすでに2020年東京五輪へ向いている。
200メートル平泳ぎは代表内定者がいないため、追加選考会であるジャパンオープンで、世界選手権代表入りの可能性を残す。しかし「200メートル平泳ぎで(今夏の)代表入りを目指すのではなく、来年の代表を目指すためにやりたい」と今井。目先の目標ではなく、冷静に先を見据えた。
親友で闘病中の池江璃花子の思いも背負って臨んだ今大会。「いろんなひとに『璃花子の分まで頑張って』って言われて。そうだよなって思いながら、頑張ったつもり」とも話した。