宮川紗江「これ以上振り回されたくない」 パワハラ告発から初の公の場

 体操の2016年リオデジャネイロ五輪女子代表の宮川紗江(19)=高須クリニック=が9日、神奈川県鎌倉市の徳洲会で練習を公開し、パワハラ騒動を経て復帰戦となる全日本選手権(26日開幕・高崎アリーナ)に向け「注目されると思うので気になる部分はあるけど、いつもの年と同じようにやることだけに集中したい」と語った。昨年8月のパワハラ告発後、公の場で取材に応じるのは初めて。

 宮川は日本協会の女子強化本部長だった塚原千恵子氏と副会長の塚原光男氏からパワハラを受けたと主張したが、同協会の第三者委員会は塚原夫妻の言動を一部が不適切としながらもパワハラ認定しなかった。最初は結論を受け入れることが難しかったといい「白黒はっきりさせたい気持ちはなくはなかったけど、これ以上振り回されたくない」と話した。

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