春巡業、栃ノ心が11番で全勝 来場所に大関復帰懸ける

 大相撲の春巡業が10日、東京都八王子市で行われ、夏場所(5月12日初日・両国国技館)で大関から関脇に転落する栃ノ心が小結御嶽海らと胸を合わせて11番で全勝だった。10勝すれば大関に復帰できる来場所に向け「いつも通りやっていく。やれることをやるしかない」と淡々と話した。

 御嶽海と4番、右の相四つの平幕朝乃山と7番取り、得意の左上手を引いた攻めを磨いた。今後は3月の春場所の千秋楽で8敗目を喫し、大関からの降下が決まったときの対戦相手、新大関貴景勝ら突き、押しの力士との稽古を視野に入れる。「押し相撲はやりづらい。自分の形になれるようにしたい」と述べた。

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