アジア大会で買春のバスケ4選手の処分解除 1年間出場停止も、裁定委が復権妥当と判断
日本バスケットボール協会は11日、昨年8月のジャカルタ・アジア大会で日本男子代表として参加しながら大会期間中に買春行為を行ったとして、1年間の公式試合出場権はく奪の処分を受けていた永吉佑也(京都ハンナリーズ)、橋本拓哉(大阪エヴェッサ)、佐藤卓磨(滋賀レイクスターズ)、今村佳太(新潟アルビレックスBB)の処分を解除したことを発表した。これにより今後4選手は公式戦に出場が可能となる。
協会のリリースによると3月に入り、当該の4選手より裁定委員会に復権の申し立て(規定により、処分期間の2分の1が経過した後、復権の申し立てができる)があり、裁定委員会が処分期間の活動状況報告書を精査、本人たちへのヒアリングを行った。裁定委員会の審議の結果、処分解除が妥当とされ、10日の理事会で復権が決議された。
4選手は昨夏のアジア大会期間中に「JAPAN」のロゴの入った公式ウエアを着たまま深夜の歓楽街に立ち入り、1人あたり120万ルピア(9090円)支払い、買春行為を行った。日本代表認定を剥奪され、緊急帰国。日本協会により、8月29日から1年間の公式試合出場権がはく奪処分が下されていた。