田中刑事が4回転サルコー着氷、今季自己ベスト89・05点「今季最後にギリギリセーフ」
「フィギュアスケート・世界国別対抗戦」(11日、マリンメッセ福岡)
今季成績上位6カ国・地域で争われ、連覇がかかる日本は、男子は宇野昌磨(トヨタ自動車)、田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)、女子は紀平梨花(関大KFSC)坂本花織(シスメックス)が出場する。SPで田中は4回転サルコー、ルッツ-トーループの連続3回転に着氷。トリプルアクセルは手をつき今季採点が新基準となってからの自己ベスト89・05点だった。
得点には「今季最後にギリギリセーフかな」と笑顔もこぼれた。団体戦は初出場となるため「SPの勢いをフリーに持っていきたい。チームに勢いをつないでいくのが目標」と語っていた。
来季はSP、フリーとも変更する予定のため、開幕前日には「今季の締めくくりとしていい演技で終わらせたい。新しいプログラムの前に、今のプログラムを限界までちゃんと滑りたい」と抱負を語っていた。
男子で五輪連覇の羽生結弦(ANA)は右足首の治療のため欠場する。