“とにかく明るい”瀬戸主将が引っ張る「いい環境を作りたい」
7月の世界選手権(韓国、光州)に出場する競泳の日本代表が12日、都内で強化合宿を公開し、日本選手権で3冠を遂げた瀬戸大也(24)=ANA=が男子の主将に就任したことが発表された。
萩野公介と池江璃花子という男女エースの不在に加え、日本選手権では派遣標準記録を破り世界選手権代表に内定したのが10人のみと、明るい話題が乏しい競泳陣。瀬戸のポジティブシンキングで流れを変える。
練習後に取材に応じた瀬戸は「選手主体で動いていい環境を作りたい」と、所信表明した。この日は練習の終わりに、足側から泳ぐ逆モーションでのリレーを自ら提案。うまく泳げない選手たちは笑いに包まれ、明るい雰囲気作りに貢献した。「長所はポジティブ」という瀬戸。平井ヘッドコーチも「とにかく明るい」とお墨付きだ。
もちろん結果でも引っ張る。「最初の個人種目(200メートルバタフライ)でしっかり決められたら。いいパフォーマンスをしてチームの流れをよくしたい」と意気込んだ。