正代、佐田の海が故郷・熊本を思う 「仮設住宅が残っている」震災から丸3年
熊本地震の発生から丸3年の14日、大相撲春巡業先の茨城・常陸大宮市で熊本県出身の幕内正代(時津風)、佐田の海(境川)が被災地復興を願い、さらなる活躍を誓った。
宇土市の実家が被災した正代は先場所後も帰郷。「仮設住宅が残っている。地震の爪痕というか、どうしても残っている。まだ時間がかかるのかな」と、まだまだ進まぬ復興に心配顔を浮かべた。
故郷では「応援している」、「元気が出ます」と逆に自身が励まされることも多い。目指すは三役返り咲き。「成績が良いからどうとかはないけど、地元の力士が活躍して、少しでも喜んでもらえたら」と力を込めた。
地元ゆるキャラの「くまモン」化粧まわしで故郷愛を全開にする佐田の海も「地震がないと言われていた九州で起きた。この前もあったし、あれからちょくちょく地震がある。心配になる」と、今も地震の怖さと背中合わせの被災地を思った。故郷を勇気付けるためにも新三役を目指す。