白鵬 ウッズのマスターズVから刺激「ケガからの復活というのは同じ」
大相撲の横綱白鵬(34)=宮城野=が15日、ゴルフのタイガー・ウッズがマスターズで復活優勝したことに刺激を受けた。この日は東京・靖国神社で横綱土俵入りを奉納した。
自身も80台前半の腕前を持つ白鵬は「初日の前半9ホールを(テレビで)見て今回はいけると思った。すごい淡々とやっていた。後半のアプローチがしびれた」と、興奮の口ぶりだった。
43歳で11年ぶりメジャー制覇。「年齢は全然違うけどケガからの復活というのは(自身と)同じ。43歳まで絶対にやれないけどね」。先場所は34歳にして全勝で42度目の優勝を果たすなどまだまだ角界の頂点に立つ自身と重ね合わせた。
「人に見せないきつい努力をしてきたんだろうね。言葉じゃなく、プレーで若手にアドバイスした」と、うなずいた。
ゴルフ観戦もプレーも好きな横綱鶴竜(33)=井筒=は朝4時まで生中継にくぎ付け。「すごかったね。ただのファンになって見ていた。相手が外したら『よっしゃ』って」。
3日目までトップのモリナリ(イタリア)の心境を思いやり「みんなが『タイガー』だもんね。完全アウェー。あれが経験の差なのかな」と語った。
33歳、自身もまだもうひと花咲かせるつもり。「ああいうのを見ると自分もという気持ちになる頑張らないと」と力を込めた。