井上大仁が失速…ボストン12位に反省「判断力のなさがまだまだ」

 「ボストンマラソン」(15日、ボストン)

 男子の井上大仁(26)=MHPS=は2時間11分53秒で12位だった。昨年優勝した川内優輝(32)=あいおいニッセイ同和損保=は2時間15分29秒で17位。園田隼(30)=黒崎播磨=は18位だった。ローレンス・チェロノ(ケニア)が2時間7分57秒で優勝した。女子はウォルクネシュ・デゲファ(エチオピア)が2時間23分31秒で優勝。車いす男子の副島正純(ソシオSOEJIMA)は2位に入った。

 日本選手最上位とはいえ、優勝争いはおろか10位からも2分遅れた。30キロすぎで先頭集団から遅れ、勝負どころと見ていた「心臓破りの丘」は上るのが精いっぱい。井上は「行くべきかどうか迷った。自分の判断力のなさがまだまだ」と悔やんだ。

 日本歴代5位のタイムを持ち、昨夏にアジア大会覇者となったことで注目は高まった。大迫傑(ナイキ)、設楽悠太(ホンダ)、服部勇馬(トヨタ自動車)とともに“4強”と称する声もあった。期待を裏切る結果に「最近ちょこっと走れていたので、勘違いじゃないけど、戦えるという浅い気持ちがあった」と反省した。

 次に予定するマラソンは9月15日、男子3人の東京五輪代表のうち2人を決める選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」となる。

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