高安「もう1回初心に戻って」栃煌山との三番稽古で5勝4敗

 大相撲春巡業が18日、東京・足立区で行われ、腰痛のため出遅れ、15日に途中合流した大関高安(29)=田子ノ浦=が相撲を取る稽古を再開した。幕内栃煌山(春日野)と三番稽古(同じ相手と何番も取る)し9番取って5勝4敗だった。

 いきなり、突き落とさればったり倒れ込むなど、まだ体の動きが鈍かった。それでも、立ち合いから一気に持って行く馬力ある相撲は随所に見せた。

 「もう少し稽古して体を温めてないと。まだまだ稽古が足りない。立ち合い、当たってスムーズに自分の形になればいいけど、きょうはうまくいかなかった。稽古初日だし相手も脇が固いのでね」と、課題を残した。

 先場所は前半は優勝争いしたが、終盤、腰痛の影響で脱落し10勝止まり。「ケガをするだけで力が発揮できないのは毎場所、毎場所。波がある。やはりそこら辺は評価されない。ケガをしない体作りを目指してもう1回初心に戻って」。まずはケガせず15日間戦い抜くことが大事になる。

 稽古でも今まで以上に四股、すり足など基礎運動を入念に行う。「なかなか長い時間、相撲を取れないけど基礎運動を徹底的にやっていく。みっちり下半身を強化して腰に負担がかからないよう、相撲を取れるように」と、話した。

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