絶好調エペのエース見延の秘密 身長プラス20センチの驚異的リーチでメダルも突く!
フェンシングのフルーレ、エペの日本代表公開練習が19日、都内で行われた。3月のブダペストでのグランプリ大会で、日本勢初優勝を飾ったエペ男子の見延和靖(31)=ネクサス=は、先日の身体測定で身長が177センチだったのに対し、リーチが197センチに達したことを告白。「前に計った時よりも1センチぐらい伸びてる。2メートルになったら病院に行こうかな」と笑いながら「僕は身長は高くないけど、リーチが長い。独特の距離感で戦える」と、自身のスタイルに改めて自信を示した。
リーチが身長プラス20センチの肉体は、世界的に見ても稀。競泳で5大会で23個の金メダルを獲得した“怪物”マイケル・フェルプス(米国)でさえ身長193センチに対して、リーチが203センチで、プラス10センチ。リーチが重要視されるボクシングの世界でもほとんどおらず、バスケットボール・NBAのケビン・デュラントが身長206センチでリーチが226センチなどと言われている。
かつて世界大会で、海外勢の突きにはじき飛ばされた経験から、フィジカル強化にも力を入れ、負けないパワーもつけたという見延。本格的な五輪レースも始まるが、伸び続けるリーチは着実に東京五輪のメダルに届きつつある。