貴景勝納得「いい稽古」 高安、栃ノ心らと申し合い
「大相撲・春巡業」(20日、柏市中央体育館)
大相撲の春巡業は20日、千葉県柏市で行われ、新大関貴景勝に大関高安、夏場所(5月12日初日・両国国技館)で大関から関脇に落ちる栃ノ心が3人による申し合いを実施した。貴景勝は序盤で持ち味の押しを披露した後、終盤はやや息切れし5勝8敗。ただ、ここまで四股などの基本運動が中心で「いい稽古ができた。当たった感覚でパワーが伝わっているのは感じた」と納得の表情だった。
腰痛から15日に巡業へ合流した高安は7勝6敗。引き技に落ちる場面があり「内容は良くなかった。もっと質のいい稽古ができるようにしたい」。栃ノ心は7勝5敗。大関復帰へ2桁勝利を目指す夏場所に向け「やりづらい相手に対して自分の形になれるようにしていきたい」と課題を挙げた。