千葉真子さん“小出マジック”思い起こし感謝つづる

 数々のマラソン選手を育てた名伯楽の小出義雄氏が24日、死去した。80歳だった。教え子の一人である千葉真子さんはブログで「私の人生を変えてくれた小出監督」と感謝をつづり、“小出マジック”と呼ばれた指導方法を懐かしみ、感謝を記した。

 千葉さんは「思い返せば…陸上だけでなく、『人生』というのも教えて下さった監督でした。どうせ苦しい事をやるのだから出来るだけ明るく楽しく頑張ろう!といつも太陽のように選手を照らして下さっていました」と明るいムードの中で苦しい練習に励んできた当時を振り返った。

 さらに「苦しい練習も『ちばちゃん一緒に頑張ろうな!』とポンと肩を叩いて選手に目線を合わせて下さっていた様に、選手の心を動かすコミュニケーション能力が小出マジックと言われた所以だと思います」と、小出マジックと呼ばれた監督の人を動かす術を記した。

 1カ月ほど前に小出氏と電話で話したときは「声はいつも通り張りがあり、以前入院されていた時よりも元気なくらい」だったという。それだけに「あまりに突然の事に言葉が出ません」とショックをうかがわせた。

 「晩年は、大好きなお酒も、ドクターストップで飲めなかった分、天国で存分にお酒を飲み、ゆっくりと休んで頂きたいです」と惜別の言葉を送った。

 千葉さんは96年アトランタ五輪の1万メートルで5位に入賞。マラソン転向後に小出氏に師事。2度の世界選手権のマラソンで銅メダルを獲得した。

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