紀平梨花、4回転はロシア勢クラスの成功率目指す「まずは1種類完成させたい」
日本スケート連盟は25日、都内で18-19年の優秀選手と功労者の表彰式を行った。東京運動記者クラブ・スケート分科会が選出するスケーター・オブ・ザ・イヤーには紀平梨花(16)=関大KFSC=が選ばれた。
昨年のグランプリ(GP)ファイナルで優勝した紀平は、シニア1年目のシーズンを「試合で力を出すことがだいぶ出来てきた」と振り返った。新シーズンに向け、目標とするのは4回転ジャンプの安定。今月から来月にかけ重点的に練習予定で、「何度も何度も練習したい」と意気込んだ。
一方で、すでに4回転を成功させているロシア勢も警戒している。「ロシアの選手は(成功)確率が高い。同じような確率に持っていけるように、まずは1種類完成させたい」と、ライバルたちを意識したどだい作りにも意欲をみせた。
来季について、「一番大事なのは世界選手権」と位置付けた紀平。今シーズンは同大会で4位に終わったが、次は頂点を目指しに行く。