橋岡優輝 男子走り幅跳び優勝 今季世界最高日本歴代2位の8メートル22
「陸上・アジア選手権」(24日、ドーハ)
男子走り幅跳びは橋岡優輝(20)=日大=が今季世界最高に並ぶ日本歴代2位の8メートル22をマークし優勝した。1600メートルリレーの男子は日本(ウォルシュ、佐藤、伊東、若林)が3分2秒94で勝ち、女子の日本(広沢、青山、武石、岩田)は3位。女子100メートル障害は木村文子(エディオン)が13秒13で制し、青木益未(七十七銀行)が3位に入った。
最後の6回目。5回目に2位に後退した橋岡は、日本記録にあと3センチと迫る会心のジャンプでトップを奪い返した。「油断できなかった。勝ち切れたことが本当にうれしい」と笑顔。昨夏、U20世界選手権で頂点に立った有望株は「むらがなくなり、再現性が上がった」と自らの成長を語る。8メートル22で今秋の世界選手権の参加標準記録を突破。リオ五輪なら5位に相当する記録で、世界の舞台で入賞の期待も膨らむ。
日本選手権を2連覇中で、まだまだ伸び盛り。「(8メートル)30、40をシーズン中に出していきたい」。高い目標を掲げても、大言壮語には聞こえない。