石川&吉村組がV2王手 打倒中国ペアに向けて「超連続攻撃」予告
「卓球・世界選手権」(25日、ブダペスト)
混合ダブルス準決勝が行われ、前回17年大会金メダルの吉村真晴(名古屋ダイハツ)、石川佳純(全農)組がドイツペアを4-1で下し、3大会連続で決勝進出を決めた。大会2週間前に再結成したとあって、前日までは本調子とはいえなかった世界王者ペアだが、この日は会心のプレーで2連覇に王手を懸けた。
吉村は「今日は本当にいい試合だった。プレーの質がよくなって、コンビネーションも数段上がっていたと思う」と自賛。前日、シングルスで敗退した石川も「昨日は悔しい思いをしたので、今日は絶対崩れないぞとプライドを持って戦おうと思っていた。いいプレーができました」と胸を張った。
東京五輪から混合ダブルスが正式種目として実施されることが決まってからは初めての世界選手権とあって、今大会には中国トップ選手同士のペアが出場している。15年大会から3大会連続で決勝に進んだ吉村・石川組だが、決勝は許シンと劉詩ブンという強力ペアが相手とあって、2連覇へは一筋縄にはいかない。
石川は「ここまで2人で連続攻撃を意識してきたんですけど、あしたは“超連続攻撃”というのをやりたい」と大胆予告した。「ナイスボールを1回、2回と打てば(普通の相手なら)決まったりするけど、それが3回、4回、5回と返ってくるのが中国選手なので。“超連続攻撃”を意識して、ボールが台から外れるまでは絶対に気を緩めないことが大事」と力を込めた。