体操・宮川紗江は74位で予選落ち リオ五輪の仲間と涙 東京五輪へ「次につながる」

 予選で平均台の着地に失敗する宮川紗江(撮影・堀内翔)
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 「体操・全日本選手権」(26日、高崎アリーナ)

 女子予選が行われ、今大会で再出発を切った元代表の宮川紗江(高須クリニック)は4種目合計で46・331点の74位に終わり、予選落ちとなった。世界選手権(10月・ドイツ・シュツットガルト)の代表入りは絶望となった。

 各種目のスコアは、最初の平均台は11・166点、2番目のゆかは10・266点。3番目の跳馬が13・933点だったものの、最後の段違い平行棒は10・966点と伸ばせなかった。

 予選後は「全体を通して、すごく緊張した。試合ってこんなに緊張するんだなと思った。特に最初の平均台。いろんな感情があった」と振り返った。会場の声援などについても「いろんなところから応援の声が聞こえてきて、応援されていることを実感できた」としみじみ。「今日は応えることはできなかったけど、この経験は絶対、次につながる」と前向きに語った。

 今大会で結果は出なかったが、「悔しいけど、東京五輪は来年なので、しっかり生かして、そこで悔いのないように頑張りたい」とした。

 自身と同じリオ五輪代表の内山由綺とともに、号泣する場面もあった。内山も41位に終わった。「すごく小さい頃から一緒に練習してきた仲間で、リオも一緒に出てるので、会った瞬間に泣いちゃいました。来年絶対五輪出ようねって何回も、何回も言いました」と涙のわけを明かした。

 今大会が約10カ月ぶりとなる復帰戦。昨年夏のパワハラ告発後に支援を受けた高須クリニックの所属として再出発を切った。前日は「会場で練習をしてみて、試合ってこういう感じだったなって懐かしい感じがしたし、気持ちも高ぶった」とにこやかに話していた。

 しかし、約1週間前に右足首上部の骨を痛めたといい、「諦めない精神で頑張りたい」と予選へ向けて語っていた。

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