日本協会が国際連盟にビデオ判定導入を要望 女子ダブルス決勝での誤審疑惑に抗議

 28日の女子ダブルス決勝で伊藤美誠(スターツ)、早田ひな(日本生命)組が判定を不服として主審に訴えながら受け入れられなかった問題で、日本協会が藤重貞慶会長名で国際連盟(ITTF)に抗議文を提出し、ビデオ判定の導入を要望したことが28日、関係者の話で分かった。審判の質の向上も求めた。試合の映像も提出したという。ITTF関係者によると、主審はマレーシア人で副審はスウェーデン人だった。

 ゲームカウント2-2の第5ゲーム、9-9から日本ペアが得点したかと思われたが、早田のサーブがネットに触れていたとして再プレーになった。このゲームを落とした伊藤、早田組は逆転負けで金メダルを逃した。伊藤は「絶対に違うと思ったし、審判にも言ったがビデオも見てくれなかった」、早田は「(サーブの)軌道も変わらず、相手もミスしたという表情をした」と話していた。

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