元ヘビー級統一王者・ホリフィールド氏の息子がNFLパンサーズと契約
米プロフットボールNFLのパンサーズは29日、元ボクシング統一世界ヘビー級王者のイベンダー・ホリフィールド氏の息子であるジョージア大RBイライジャ・ホリフィールド(20)とドラフト外で入団合意したことを発表した。
180センチ、98キロのホリフィールドはジョージア大での活躍で注目されていた。しかしドラフト候補選手を集めた測定で40ヤード走4秒78と低調に終わり、ドラフト指名はされなかった。
父のホリフィールド氏は1984年ロサンゼルス五輪のライトヘビー級で銅メダルを獲得した後にプロデビュー。86年にWBA世界クルーザー級王座を皮切りにクルーザー級で3団体を統一。88年からヘビー級にクラスを上げて90年10月にジェームス“バスター”ダグラス(米国)に3回KO勝ちして3団体統一ヘビー級王座を奪取。2階級制覇を達成した。
97年6月のマイク・タイソン(米国)との再戦では、思うように試合を運べないタイソンからクリンチ際に耳をかみ切られ、世界中で話題となる騒動となった(タイソンの反則負け)。王座から陥落してもあきらめず、4度の王座返り咲きを果たし“不屈の男”としても知られる。